U 青少年教育
 
(1) 事業名
@ いきいきスクールこたけ Aいじめを生まない学校づくり推進会議
(2) 事業の目的
@ 子どもたちが自ら学び、自ら考え、主体的に判断し行動する能力の育成を図るとともに自らを律しつつ、 他人を思いやる心など豊かな人間性の育成を目指す。
A 小竹町から「いじめ」を生まない学校づくりを推進するため、家庭・学校・地域が連携・協力した取り組みを展開するとともに、 「いじめ」問題や子育てに関する研修会や啓発を積極的に行う。
(3) 事業の実施主体
@ A小竹町教育委員会(学校教育課・社会教育課含む)及び町内小中学校・幼稚園
(4) 連携・協力関係・団体等
@ PTA連絡協議会・家庭教育学級連絡協議会・北九州教育事務所・地域学習支援ボランティア・町職員
A PTA連絡協議会・家庭教育学級連絡協議会・青少年健全育成町民会議・婦人会・民生児童委員・青少年問題協議会・人権教育研究協議会
(5) 事業予算
@ 1,200,000円     A 32,000円
(6) 実施にいたる経緯
@ 平成9年度からの福岡県指定委託事業「いきいきスクールふくおか」の実績を踏まえ、 豊かな人間性に富むいきいきとした子どもを総合的に育成することを目指すために、平成12年度から町単独事業 『いきいきスクールこたけ』として実施。
A いじめなどの問題は「何が原因なのか、自分たちに何ができるのか」をテーマとし、 町をあげてこの問題解決に取り組むため、平成8年度に発足した。
(7) プログラム作成の視点
@ 地域の教育力の活用
地域の「ひと」「もの」「こと」を活用することで、 様々な体験(活動)や交流を深めることにつながり子どもたちの『生きる力』を育む取り組みとする。
A 学校教育を中心にPTAと連携・協力しながら事業を推進し、学校から地域へと広げる取り組みとする。
(8) 事業の内容
@ 【サマースクール】
夏休み期間中に町内3小学校5年生全員と支援スタッフが一緒になって、自然に恵まれた施設で様々な体験をし、 明るくたくましいアンビシャスな子どもたちを育てる。
* 当日までの関わり
  ・現地視察(プログラムの策定、打合せ等)
  ・実行委員会(プログラム説明、役割・動態確認等)
  ・学校説明会(児童及び保護者への説明)・・・各学校毎に実施
【チャレンジ講座】
町内3小学校3年生を対象に「ひと」「こと」を活用し、公民館で開催されている高齢者大学やサークル活動等の講座に体験入学、 地域の人と交流を行う。(各学校毎に計画)
【職員研修会・交流会】
『いきいきスクールこたけ』に対する共通理解を図るために、 学校・幼稚園と教育委員会(学校教育課・社会教育課)の連携を深めより充実した事業の推進を図る。    研修内容:講演会、交流会(ニュースポーツ紹介及び体験)、情報交換会
チャレンジ講座 職員交流会
A【子ども会議】(小・中学校児童生徒が協力して、いじめを生まない取り組みを進める)
 ⇒いじめストップキャンペーン、いじめストップ推進大会、朝のボランティア活動、ピカピカピッカリ大作戦、子ども議会など
【いじめストップキャンペーン】(エンジョイ!!ふれあいスポーツフェスタ)
 子ども会議メンバーが横断幕、プラカード、桃太郎旗を持って入場、体育館を一周しながらPRを行い、 その中で「いじめをなくす約束」と「宣言」を読み上げ、約束を児童生徒全員のものにするための取り組みとして行った。
【いじめストップ推進大会】(子どもたちの発表会)
 子ども会議メンバーだけにとどまることなく、町内小中学校間の交流を図るために、 いじめストップ推進大会を開催、多くの地域の方に取り組みを知ってもらおうと、公民館まつりの1コマとして、少年の主張発表会との2部構成で行っています。
【朝のボランティア活動】登校しながらごみを拾い、郷土を愛する気持ちを育てる
【ピカピカピッカリ大作戦】町内クリーン作戦、小中学校間の交流事業
【子どもを見つめる日】(各小中学校で毎月1回を設定)
 意図的に1日中、子どもと接しふれあう中で、真の姿を見つめなおす。
【子ども議会】(平成12年度、15年度実施)※小竹町議会 議場
 ねらい「政治に関心を持ち、町の将来を考える子どもの育成」
 テーマ「私たちが考える これからの小竹」
【研修会】社会教育部会で、いじめ問題や子育てについての研修会の実施
【あいさつ運動の実施】(PTA、交通安全協会、婦人会及びその他の団体)
(9) 事業の成果
 @ ・子どもたちのいきいきした姿
   ・協力体制の構築
・校区を越えた交流
・地域の教育力の活用
 A・家庭・学校・地域が連携、協力した取り組み
  ・「いじめ」問題や子育てに関する研修会や啓発の推進
  ・児童・生徒の活発な学校間交流
  ・子どもたちを町全体で育てていく意識が根付きつつある
(10)今後の課題
 @・ボランティアの固定化傾向(青年ボランティアの育成)
   ・役割分担が偏りつつある
  @・A事業及び会議等の調整(学校と公民館)
  A発足から10年経過、事業の「点検、見直し」から「新たな展開」へ   
子どもたちの『生きる力』を育むための取り組みを発足当時の精神に返り、 今私たち大人に「なにができるか」をもう一度見直し、 学社連携・融合事業の本質を見極め努力し続けていきたいと思います。
 また「いきいきスクールこたけ」及び「いじめを生まない学校づくり推進会議」の2つの事業の統合を視野に入れ、 関係者の意識の高揚を図るための啓発や、取り組みの支援体制を充実することが必要です。
(11)問い合わせ先
  〒820−1103 福岡県鞍手郡小竹町大字勝野1757番地(小竹町中央公民館)
    小竹町教育委員会社会教育課  п@09496−2−0452

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