市町村のページ<特集:公民館と子どもたち> |
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〜お父さんの職場体験〜 竹炭作りを体験しよう! |
北九州市 東谷公民館・市民福祉センター |
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子どもの「生きる力」の育成を目指し、土曜日を利用して『生き生き子ども講座』を開設している。今年度は完全学校週5日制の実施に伴い、地域の人との交流、様々な体験活動を学習活動に取り入れ、自分が住んでいる地域を誇れる子どもを育てたいと考えている。 「竹炭」は近隣地区の合馬の竹を使った特産品である。子ども自らが竹炭作りをすることにより、「合馬竹炭工房」で働いている人の工夫や苦労に触れ、子どもの労働や職業に対する認識を深めることを目的とし、「竹炭作りを体験しよう!」を実施した。 10月12日(土)、小学生30名、当館で職場体験活動に取り組んだ中学生5名と子育てサポーター1名が参加した。特に中学生にはグループリーダーになってもらい小学生への活動のサポートをお願いした。 竹炭についての話を聞いた子どもたちは、竹炭づくりにチャレンジした。まずは出来上がった竹炭を釜から出す「釜出し」。釜の出入口は低学年の子どもの背丈程しかなく、竹炭を取り出すことは容易な作業ではなかった。次に竹を釜に入れる「釜入れ」。太さや長さに気をつけ、竹をきれいに並べていかなければならない。中には、自分の背丈程もある竹を友達と力を合わせて釜入れしている子どもたちもいた。この日、釜の出入口を塞ぐ作業はできなかったが、積み上げたレンガの間を粘土で閉じることの説明に聞き入っている子どもたちの姿が印象的であった。また、釜の中で作業することが多いためか、「おじさんは、暗くて怖くないのかな」という感想も聞かれた。 この体験を通して、竹炭の存在を再認識し、子どもの地域に対する興味・関心が広がったこと、子どもが合馬竹炭工房で働いている人の工夫や苦労に触れることができたこと、小学生と中学生とが一緒に活動する中で、縦のつながりが生まれ始めたこと等が成果として挙げられる。今後は自分で作った竹炭を使い、生活に利用できる作品づくりに取り組むことにしている。 |
炭は、どうやって作る?(おじさんの話) |
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