市町村のページ<特集:公民館とこどもたち>
地域密着型 ジュニア・リーダー研修会
生活体験研修
碓井町公民館
     
【事業概要】
 碓井町ジュニア・リーダー研修会(小学生5・6年生を対象)は平成8年度からスタートした事業で、 碓井町子ども会指導者連絡協議会主管のもと一年間を通して活動・研修を行っています。なかでも今、子どもたちは「生きる力」が欠乏している、 と言われる中、とくに9月中旬に4泊5日の日程で実施している「生活体験研修」は公民館・関係団体をあげての一大行事となっています。 当初、この「生活体験研修」は、平成7年度から3年間、県モデル委託事業(親子体験学習推進事業・生活体験学習推進事業7泊8日) を受けてはじめたもので、その流れを組むもので、今年度で通算8年、地域密着型事業として継続し定着しています。
【研修内容】
 この事業は基本的生活習慣の確立、集団生活での協調性、自主性、またボランティア精神など生きる力を育むことを目的とし、 サポートする関係団体、地域の指導者もすべてボランティアでかかわっています。今年度の研修生は 18名(男子5名・女子13名)で研修内容は本町の遺跡を学習、散策、ゴミ拾いをしながらの登山、肝だめし、 班毎の出し物(レクリエーション)などでした。研修中、「お母さんの大変さがよくわかる…」などの声が研修生から聞こえてきました。
【成果と課題
 この事業は当初より、3日短縮にはなっていますが、内容的には十分成果をあげられる内容だと考えています。 本研修に入る2週間前に、事前研修を行い、班ごとに食事のメニューから余暇時間の活用まで自主性を持って行動できるように研修生の意見を採り入れ、 プログラムを計画しました。これは、研修生自ら計画することにより、責任感と達成感の喜びが芽生え、自ら進んで行動できる効果があると思われます。 さらに、事業終了2週間後、事後研修を実施、保護者同伴で参加してもらい研修中の様子をビデオで振り返りながら研修後の家庭での様子など話し合いました。 併せて保護者も子育てに対する意識改革等、意見の交換を行っています。このことにより、研修生自身が研修に参加し経験したことをより一層、自分のことと捉え 「やらされている」のではなく、「やったんだ」という自我の意識変化に繋がると確信しています。
 地域の指導者も徐々に集まり、本事業の意図を理解してくれる教職員も増えつつある今、事務局はコーディネーターに徹し、 地域指導者に全て指揮を任せられるような組織づくりが今後の課題と考えます。
2人で協力して楽しく調理 ALTと一緒に楽しく調理
     
問い合わせ先: 嘉穂郡碓井町大字上臼井446-1  碓井町公民館
TEL 0948−62−2270
 

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