市町村のページ<特集:公民館と子どもたち> |
子どもと若者の居場所づくり 〜「通学合宿」が生んだ異年齢交流〜 |
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北九州市立小倉市民福祉センター |
平成14年4月のオープン以来、「地域で子どもを育てる」拠点施設としてのセンターづくりを目指して活動を続けています。 放課後の子どもたちに開放する「フリースペース」や、土曜日の「生き生き子ども講座」等を<あそび><体験>、地域との<交流>をキーワードに事業を組み立ててきました。 子どもを真ん中に置くことで、地域の大人たちの参画と関係づくりを促し、まちづくりにつながることを視野において事業を展開しています。そのために、子どもを見守り、一緒に遊んだり学んだりするボランティアの育成、ワークショップの手法を取り入れた中高校生ボランティアの養成、乳幼児連れの若いお母さんの学習・交流促進と読み聞かせなど、支援ボランティア養成等にも力を入れてきました。 15年9月に開催した小学生対象の「生活体験通学合宿」の最大の特徴は、小学生だけでなく、子どもたちの活動を支援するボランティアとして参加した中学生・高校生・大学生も一緒に宿泊する「合同通学合宿」になったことです。 異年齢の青少年が寝食と労働をともにすることで絆が生まれ、交流を深めたほか、中・高・大学生にとっても、共同生活を通じて自らの体験不足にも気付くなど、共育ちの場となりました。通学合宿終了後もその関係が継続し、7月から開設中の「きたっ子アンビシャス広場」にボランティアとして参加していますが、こちらも中・高・大学生の自分育ちの居場所となっているようです。 今年度も開設している「中高校生のためのワークショップ」では、若者たちが自由にのびのびと意見を出し合いながら、自ら企画したプログラムを通して、地域で自分たちの役割を発見しようと燃えています。 一つの事業が生んだ異年齢交流が、子どもたちと若者の信頼関係と絆を生み、双方の居場所づくりにつながったこと、この若芽を大切に育てながら北小倉の地域づくりをすすめていきたいと思っています。 |
中高生ボランティアの活動記録
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