市町村のページ<特集:公民館と子どもたち>
チャレンジクラブ
宇美町中央公民館
1.経緯及び目的
 平成14年度からの完全学校週5日制実施に伴い、宇美町教育委員会社会教育課では子どもたちの土曜日の過ごし方について実態を把握しながら、公民館活動としてどんな場を提供すべきなのか模索してきました。その中で今の子どもたちの問題点を以下の3つに絞って考えました。
@  地域の公園など外で遊んでいる子どもが少ない。
A  地域の大人との会話や学年を超えた仲間との会話が少ない。
B  子ども会活動などでは、指示をされないと動くことができず、自主的に動くことを苦手としている。
 以上のような現状から私たちは、まず、多くの大人や異学年の子どもたちとより多く交流させながら社会性を育て、行事の企画や運営を子どもたち自身の手でさせることにより自ら計画し実践していく力を養いたいと考えました。そこで、中央公民館において、子どもを対象とした講座でチャレンジクラブT(体験講座)とチャレンジクラブU(囲碁講座)を行うことにしました。
チャレンジクラブT「巣箱づくり」
チャレンジクラブT「巣箱づくり」
チャレンジクラブU「囲碁講座」
チャレンジクラブU「囲碁講座」
2.内容
 チャレンジクラブTは、毎月1〜2回「挑戦しよう、体験しよう、遊ぼう」をモットーに押し花のハガキ作りや凧作り、巣箱を作って山に掛けに行ったりと、宇美町学習支援者の方の協力を得ながら活動しています。
 チャレンジクラブUは、毎週土曜日に宇美町囲碁クラブの会員の方が指導者となって活動しています。
 ともに対象は、小学校3年生から中学校2年生までとしています。
3.成果
 昨年の参加人数はチャレンジクラブTが8名、Uが34名でしたが、子ども同士や親の間でも広まり、今年はTが27名、Uが41名の参加となっています。「毎回来るのが楽しい。また、来年も来たい。」という声も聞かれ、さらに増えるものと期待しています。また、子どもたちは、のびのびと活動しながら異学年や大人と楽しく交流しており、一定の成果を生みだしているところです。
4.課題
 まだまだ、保護者の参加が少ないように思えます。これからは、親子講座のようなものも企画し、親子のふれあいを深めていきたいと考えています。また、このような講座を、いかに地域の活動に広げていくかが課題です。

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