事業名 |
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くろつちセミナー |
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事業の目的 |
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男女、年齢を問わず参加でき、その能力と資質を高め、豊かな心を培い、自分らしい生き方を探すために学習会を開催します。 |
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事業の実施主体 |
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小郡市立立石校区公民館(緑の里くろつち会館) |
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事業予算 |
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講師謝金は、年間26,000円以内です。 |
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実施に至る経緯 |
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立石校区公民館において女性の為の学習会として、7年前にスタートしました。特に平成18年度からは、特色のある事業をまざして展開しております。それまでは、月に一度平日の午前中に開催していました女性セミナーを平成19年度からは、昼間働いている方にも学習の機会をもって頂きたいと、夜の部を増設しました。また、地域、男女年齢を問わず沢山の方々の参加を願い、くろつちセミナーと改名し、公民館だよりに掲載し、講座案内をして参加を呼びかけています。 |
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事業の内容 |
平成19年度 くろつちセミナー講座 (午前の部) (夜の部) |
月 |
テーマと内容 |
参加者数 |
5月 |
開講式と班決め、年間計画についての話し合い |
27人 |
6月 |
寄せ植え 夏に向けて鉢植えの手入れを学ぶ 絵手紙 暑中見舞いを描く |
35人 |
7月 |
そば打ち体験 手作りの良さを再確認し、食生活を考える |
27人 |
8月 |
ゴミのお話 小郡市のゴミの現状を知り、生ゴミを出さない工夫を考える |
26人 |
9月 |
音楽鑑賞 シャンソンに親しむ 爪・指先の健康(健康な爪・手のケアを学ぶ) |
39人 |
10月 |
視察 直方市石炭記念館・嘉穂劇場・旧伊藤伝右衛門邸 健康体操 |
33人 |
11月 |
健康体操 膝、肩の痛みを予防するストレッチを学ぶ 和菓子作り |
20人 |
12月 |
正月花(寄せ植え) お正月用の寄せ植えを学ぶ |
40人 |
1月 |
お菓子作り 簡単で安心なお菓子作り 視察 あすばる・国立博物館バックヤード見学 |
33人 |
2月 |
閉講式とクラッシクコンサート 本年度を振り返り来年度の話合いをする |
41人 |
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事業の成果 |
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1)セミナーの受講生が講師をつとめ、それをきっかけに小学校の体験学習でゲストティチャーをつとめたり、地域行事の中でも活発に活動されていることです。感想として、「経験が自信へと繋がって、自分への財産になりました。」とありました。
2)夜の部を増やしたことで、今まで参加出来なかった人たちが参加可能になったことです。ある受講生の方が、「くろつちだよりの講座案内を見て、ため息をつき、あきらめていましたが、今はひそかに皆勤を目指しています。」と話されました。さらに公民館事業にも関心を向け、他の講座などに参加される様になり、「参加して楽しく学べるよ」との声で、知り合いを誘われ、年度途中からの参加者も増えています。夜の部は、年齢層も若くなり、今までにない、新しい講座も増えています。例えば、9月のセミナー「爪・指先からのお手入れ」では、今までにない自分磨きの講座が開催され、参加者も指先ひとつでこんなに気持ちが浮き立つものかと驚いていました。また、講師の先生から、「公民館で講座をもつのは初めてでした。たくさんの方々を前に、どのように話せばうまく伝わるのか、理解してもらえるか、など経験して今後仕事をしていくうえで大変参考になりました。」と、後日お手紙を頂きました。
この様に、セミナーに関わった方が、喜んで、楽しそうに生き生きと輝いていらっしゃる姿を見て、職員一同もパワーを頂いています。
3)8月に開いた講座「ごみ問題」に区長さん方と地域の男性が参加され地域活動のきっかけになったことです。懇意にしている熱心なリサイクルアドバイザーの方と「立石校区からごみが出ない様にしたいね」と常々話していました。それが広がりエコバック・ごみ問題のパネル展示をしました。なにか大きな動きがほしいなぁと思案中の時に、環境課やリサイクルアドバイザーの方の協力で夏祭り・文化祭・敬老会時の寸劇が実現しました。これをきっかけに、市内各所で寸劇も行われ、校区から市の動きになりました。ある区長さんは、打ち合わせや練習の中からも、リサイクルアドバイザーの方の熱い思いを肌で感じ、ごみ問題に関心を向けられています。
今までは、公民館事業で100名、200名単位の参加数の行事の時には、割り箸、発泡スチロール等の容器を使っていました。その後、皆さんに声掛けをし、各家庭で不要になった食器を公民館で集め、利用しています。事業のたびにごみ袋をいくつも出していましたが、今はずいぶん減っています。 |
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今後の課題 |
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今年度は、班長さんのリーダーとしての意識向上を公民館側として願っておりましたが、年間計画を立てた後の、内容等の企画・準備・運営において公民館で殆んど行いました。 これをふまえ次年度は、班長さんと打ち合わせを重ね、少しずつ公民館側からセミナー生にバトンタッチしてセミナー生主導の講座運営に移行する計画です。その様な体験を重ね、地域に於いても役員などの役割を積極的に引き受けて、さらに活躍して頂きたいと願っています。
「男女が互いを尊重し、認め合い、責任も分かち合い、各人の個性・能力を発揮することができ、感動し喜び合う。」それが出来る校区であると、その様な機運を感じています。高齢化率も高く、生涯現役で農業に従事している方が多い校区です。みんなで支えあい、学ぶ喜び、集う喜び、仲間つくりを地域活動の拠点として、生涯学習の場として、公民館が支援していけたらと職員一同願っています。 |
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