Z 学社連携・融合事業
学校と連携したまちづくりをめざして

<事業名>
  「子育てを考える地域懇談会」 〜地域の「安全・安心マップ」づくり〜
 
<事業の目的>
  学校・地域・PTA(社会教育関係団体)の三者が当懇談会を通して、子ども達を取りまく問題点の洗いだし、教育課題の共有化(一元化)を図ると同時に、マップづくりという協働作業を通して、学社連携の推進を図る。
 
<事業の実施主体>
  桂川町小中学校PTA連絡協議会・桂川町教育委員会
 
<連携・協力機関・団体等>
  桂川中学校・桂川小学校・桂川東小学校・桂川町青少年問題協議会・桂川町子ども会指導者連絡協議会・分館長会(区長会)・桂川町青少年補導員会・桂川町老人クラブ連合会・桂川町婦人会・おやじの会・児童民生委員会・おはよう会・保護司会・桂川町商工会・桂川町ライオンズクラブ
 
<事業予算>
  従来は、桂川町小中学校PTA連絡協議会に対しての町からの助成金(113,000円)より、会場借上料として30,000円の支出をおこなってきたが、平成18・19年度については、文部科学省委託事業「家庭教育支援総合推進事業」として採択を受け、今年度委託金として桂川町小中学校PTA連絡協議会実施の他事業(教育シンポジウム)と合わせて358,440円の交付を受け、その中より支出。
 
<実施に至る経緯>
  本年度で第30回を数える当事業は、桂川町小中学校PTA連絡協議会の当番校を中心に、年度当初より内容の検討や各会場における役割分担、会の進め方などを協議しながら各分館長や連携団体を中心に全住民に対して、参加協力の呼びかけをチラシや町広報誌等を活用しおこなっていった。本年度の開催は、平成19年7月23日から25日までの連続三日間で実施をし、30会場で延べ532名の参加を得た。本年度のテーマは、地域の「安全・安心マップ」づくりの実施という地域懇談会初の協働作業によるマップづくりということで、当初は地域や関係団体の協力を得られるかが懸念されたが、34行政区(分館)中ほとんどの行政区で完成を見たという結果に至った。また、今回このテーマに取組んだ理由は、平成18年度に開催された九P大会(宮崎大会)で、当時、立正大学助教授であった小宮信夫氏の講演の中で当人の著書「犯罪はこの場所で起こる」の中で述べてある「犯罪機会論」を中心とした話に参加したPTA役員が感銘を受け、平成19年度のテーマとして掲げた。
 
 
<事業の成果>
  ・協働作業により三者(学校・PTA・地域)の連携が密になった。(学社連携)
  ・地域の目が子ども達に多く向けられるようになった。
  ・学校任せだった子ども達への教育が地域でもおこなえることが実感として掴めた。
 
<今後の課題>
  学社連携の足掛かりとして、一応の成果があったと思うが、来年度以降、この取組の成果をどう継承発展させていくのが大きな課題である。更には、地域の中の学校であり、地域が学校を支え、子ども達を育てるという意識が住民のなかに芽生え定着した時が真の意味での学社連携だという認識をもって今後の取組をおこなっていきたい。また、所管部署である社会教育課として今回の取組を通して感じたのは、各社会教育団体と地域そして学校との連携を推進していくためのコーディネーターとしての役割の重要性をあらためて認識させられました。今後、我々は、地域に開かれた学校づくりを目指して関係機関との連携を取りながらコーディネーターとしての役割を果たし、真の意味での学社連携・融合の実現を目指し、関係団体にとっての良きパートナーとして、その役割を果たしていきたいと思います。

問合せ先
〒820-0696
嘉穂郡桂川町大字土居424-8
桂川町住民センター内
桂川町教育委員会 社会教育課社会教育係 担当:山辺・永松・生永
TEL 0948-65-2007(直通)
FAX 0948-65-2117(直通)
Eメール:shakaikyoiku@town.keisen.lg.jp
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